コルセットの効果は、脊椎の運動が制限されること、腹圧が上昇し体幹の安定性があがることにより疼痛が軽減します。 しかし、着けっぱなしでいると体幹筋力の低下を招いてしまうことも事実です。 体幹は、腹筋と背筋で支えられているのですが、コルセットを装着することで体幹筋は衰えてしまうのです。 痛みも再発する可能性があります。
コルセット装着の目的は?
コルセットは医療用装具として用いられることが多く、ほとんどが腰痛を起こす病気に使用されます。 腰回りを締めることでお腹の圧を上げ、腹筋や背筋が背骨を支える役割を補います。 また、硬い素材を利用して胴体の動きを制限し、痛みが悪化する姿勢をとらせない働きもあります。
圧迫骨折 コルセットつけないとどうなる?
圧迫骨折後のコルセットの着用 コルセットは、骨折部の安静を保つための治療用装具になります。 コルセットを装着していないと、座ったり、立ったりした時に、重力がかかり、脊椎が潰れてしまう方向にストレスがかかります。 つまり、骨折の圧壊を進めてしまいます。 それを防ぐためのコルセットです。
コルセットの弊害は?
コルセットでカラダを安定させるため、腹部を締め付けてしまうことになり、内臓の動きを悪くしてしまいます。 その為、消化機能が低下してしまったりして、胃の不快感や、カラダの倦怠感を引き起こしたりしてしまいます。
コルセットの効き目は?
●コルセットに期待できる効果と症状について 腰痛の際に用いられるコルセットには、大きく分けると、可動性を制限する効果と、疼痛の緩和効果、そして安心感が得られるという、3つの効果が期待できます。 ぎっくり腰などの急性腰痛を発症した場合、腰に少し負荷がかかっただけでもはげしい痛みが生じます。