輸液セットのチューブを外す時、クレンメを閉じずに輸液ポンプからチューブを外すと、投与中の薬剤が全開で自然落下し、患者さんに投与されてしまいます。 これをフリーフローといいます。 特に、アラーム対応時などで慌ててしまうとクレンメを閉じることを忘れやすいため、注意が必要です。
クレンメ輸液ポンプの下なぜ?
輸液セットのクレンメの位置は輸液ポンプの上流側 or下流側どちらにセットしたらよいでしょう か? 下流にセットした場合、クレンメ開放を忘れた場合には閉塞アラームが鳴りますが、もしクレン メを上流にセットしてしまうと、閉塞アラームが鳴らない事があります。 よって、クレンメは下流にセットしましょう。
サイフォニング現象 なぜ?
サイフォニング現象とは・・・ サイフォニング現象(さいふぉにんぐげんしょう)とは、シリンジポンプが患者より高い位置に設置されていることで、高低差によって薬剤が急速に注入されてしまうことである。 シリンジがシリンジポンプから何らかの原因で外れた際に起こることがある。
輸液ポンプ どんな患者?
輸液ポンプの目的・適応 集中治療期にある患者、高齢者、心疾患患者、乳幼児など、出納バランスに応じてコントロールしないと、容易に全身状態の悪化につながる可能性がある患者さんに使用します。 シリンジポンプを使用した微量点滴を側管から行うときは、微量点滴の投与速度に影響を与えます。 一定速度を保つため使用します。
点滴 滴下数 何秒に何滴?
普通の輸液セットの場合は20滴で約1mlだということを考え、1秒間に何滴を投与するかを計算します。 1秒間に0.33滴というコントロールは困難です。 そのため何秒に1滴投与するかを考え、3秒に1滴滴下するようにクレンメを調節すれば1時間当たり約60ml投与できることになります。