まばたきをすると、涙は涙腺から排出管を通って、目の表面に流れます。 そして、目の表面を潤した後は上下のまぶたの目頭側にある涙点(自分で見ることができます)から涙裹を経て鼻の奥の鼻涙管を通っていくうちに粘膜に吸収されます。 ふつうは1分間に1マイクロリットル(1mlの千分の1)くらい流れていると考えられています。
涙 分泌 どこ?
涙を作っているのは、耳寄りの上まぶたの奥にある「 涙腺 るいせん 」というところです。 涙腺から分泌される涙には 結膜 けつまく (白目の部分)の表面から分泌されるムチンという粘液や、まぶたのマイボーム腺というところから分泌される油性の液体や 副涙腺 ふくるいせん から分泌される液体も含まれています。
涙 どっちから出る?
“嬉し涙”は右目、“悲し涙”は左目から流れる
人はなぜ涙を流すのか?
1つ目は基礎分泌的な涙で、感想などを防ぐもの。 2つ目は反射的な涙で、目に異物が入ったりした際に出るもの。 3つ目は感情的な涙で、悲しいことがあったときなどに流れます。