涙がしょっちゅう流れてくる、涙で視界がぼやける、メガネのレンズが涙ですぐ曇る、目やにがたまりやすい、といった症状に悩んでいませんか。 このような症状は、一般的には「涙目」、医学的には「流涙症」といわれます。 大きな原因のひとつは、本来は鼻へ抜けていく涙の通路(涙道)のどこかが細くなったり詰まったりしていることです。
片目だけ涙が出るのはなぜ?
「首の筋肉」のこわばりによる痛みの可能性が高い。 原因は「胸鎖乳突筋」「頚板状筋」の疲労によって引き起こされた関連症状。 筋肉が過度に緊張している状態です。
目からいつも涙?
分泌性流涙 分泌性流涙はドライアイやアレルギーなどが関与して、目の表面が過敏になっていて刺激に対し過剰に反応して涙が分泌されてしまうことが原因です。 主な治療としてはドライアイやアレルギーの治療と同様に、点眼薬などの内科的治療が中心になります。
涙腺 つまるなぜ?
一般的には加齢性の変化などでしだいに涙道が閉塞してくることが多いのですが、その他にも蓄膿症(ちくのうしょう)などの副鼻腔疾患や外傷による顔面骨の骨折で閉塞することもあります。 また、点眼薬の使いすぎ、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎が原因になることもあります。
いつも目やにが出る?
やや黄色っぽい目やにがいつも出てくる場合は、慢性の細菌性結膜炎が疑われます。 この場合は、急性の細菌性結膜炎に用いるのと異なる種類の抗菌点眼薬が効果のある場合があります。 しかし、鼻腔や咽頭に細菌叢(リザーバー)がある場合は点眼薬だけでは改善せず、内服薬が必要になる場合もあります。