クラミジア感染症 卵管は卵巣から放出された卵子を取り込み、そこで受精した卵子を子宮へと運ぶ細い管のことです。 子宮の左右両側にあり、直径は細いところで1mm未満しかありません。
卵管采 どこ?
卵管 卵管は全長7-12cm程で卵巣と子宮をつなぐパイプのような役割をもち、卵巣から腹腔内に排卵された卵子を捕まえて子宮へ輸送するとともに、卵子と精子が出会って受精する場でもあります。 卵管の外側端は卵管采(らんかんさい)と呼ばれる漏斗状の構造になっており、腹腔内に排卵された卵子はここで捕捉されます。
卵子はどこにある?
<卵胞とは?> 卵子は排卵されるまでの間細胞に取り囲まれた状態で卵巣内に存在します。 その細胞と卵子のセットを「卵胞」とよびます。 卵巣内にはたくさんの卵胞があり、時間をかけて成長し排卵に至ります。
排卵した卵はどこへ?
卵管の先に「卵管采」と呼ばれ、排卵した卵子を取り込む場所があります。 取り込まれた卵子は、卵管で精子と巡り合い受精します。 胚(受精卵)は、分割しながら卵管~子宮へと進み着床しますが、クラミジア感染症や子宮内膜症などで卵管が癒着、狭窄、閉塞を起こしている方はこの過程が障害されています。
卵管がないとどうなる?
卵管通過障害 卵管は受精の場ですから、卵管の通過性がないと受精出来ません。 片方の卵管が詰っている人や手術で切除している人は、通過性のない卵管側の卵巣から排卵した時は受精出来ませんので妊娠のチャンスが少なくなります。