卵子の元になる卵母細胞は、女児がまだ母体内にいる胎生5ヶ月頃に最も多く、約700万個作られますが、その後急速にその数が減少し、出生時には、約200万個となり、排卵が起こり始める思春期頃には、30万個まで減少します(図2)。 そのうち、排卵する卵子の数は400~500個(1%以下)です。
卵子は何個ある?
女性が一生で排卵する卵子の数は400個~500個と推定され、出生時100~200万個の卵子の元である卵母細胞を持っています。 毎月1回の排卵には約1000個消費され、卵子の中で一番タイミングのいい卵子1個が排卵されます。
卵巣の卵子数は?
通常は1回の月経周期につき1個の卵子が放出(排卵)され、女性の生殖期間全体で卵巣から排出される卵子はわずか400個程度です。
採卵数 何個?
卵巣刺激をした場合、平均採卵数は6-10個程度ですが、まったくとれない場合もあります。 採卵数は6個以上とれると妊娠に至る確率が高くなります。 なお多く取れすぎるような状況はOHSS(卵巣過剰刺激症候群)の副作用が生じるリスクが高くなります。 合わせて、精子を専用容器に採取します。
卵子 あと何個?
のこりの卵子は、あといくつ? 原始卵胞は、数に限りがあります。 生まれる時の約200万個という数も、思春期には約20~30万個へと減少し、その後は1ヵ月に約1000個の原始卵胞がなくなっています。 このことから、現在の年齢からある程度の原始卵胞の想定数が計算できます。