オピオイドの作用部位 生体に投与したオピオイド鎮痛薬がどの部位に作用して如何に痛みの伝達を抑制するか、完全に解明されているわけではありませんが、オピオイドが結合する受容体は脳・脊髄や末梢神経に存在し、脳、脊髄、末梢神経の全ての部位に作用していると考えられています。
麻薬性鎮痛薬の作用はどれか?
麻薬性鎮痛薬には胃腸管の運動を低下させる作用があり、腸液などの消化液の分泌も低下する。
麻薬性鎮痛薬 何に使う?
本剤は強い鎮痛作用により、各種がんや(中等度から高度の)慢性疼痛などに対する疼痛緩和などで使用される。 本剤は特に内臓痛などに対して有用とされる反面、注意すべき副作用もあり、その中でも頻度が高いものとして吐き気・嘔吐、便秘、眠気、幻覚、呼吸抑制、排尿障害などがある。
オピオイドμ受容体 どこ?
受容体タイプμオピオイド受容体δオピオイド受容体主な発現部位大脳皮質、線条体、視床、視床下部、中脳、橋- 延髄(青斑核、孤束核)、脊髄、一次感覚神経など大脳皮質、線条体、側坐核、中脳など
フェンタニル どこに作用?
ノルフェンタニルは非活性代謝物である。 フェンタニルは脂溶性が高く、血液脳関門を速やかに移行する(表5)。 [特徴] フェンタニルは、経皮、静脈内、皮下、硬膜外、くも膜下腔内へ投与することができる。 静脈内投与したフェンタニルが最大鎮痛効果に達する時間は約5分とモルヒネや他のオピオイドと比較して速効性がある。