睡眠中に起こる異常な行動を「睡眠時随伴症」と呼んでいます。子どもによくみられる夜驚症(やきょうしょう)と夢遊病は「睡眠時随伴症」の中の代表的なものです。
夢遊病 何歳から?
3~12歳くらいで発症しますが、5歳前後に多くみられます。 はじめは夜驚の頻度は多くみられますが、次第に減ってきます。 一方、夢遊病は寝ぼけたまま起き上がって歩き回るのが特徴的です。 押入れ、風呂場に行って排尿したり、服を着替えるなどの奇異な行動がみられることもあります。
子供 夢遊病 病院 何科?
夢遊病の治療は精神科・心療内科・睡眠外来が基本ですが、小児科で対応している所もあります。
子供の夢遊病の対処法は?
例えば、ベッドや布団から離れた際にアラームがなるようにして目覚めさせる、ベッドを低いものにする、床に寝るようにする、ベッドの周囲に危険なものを置かないようにする、1階で寝るようにする、などの対策が有効です。 これらの対策でも不十分な場合には、薬物治療(就寝時のベンゾジアゼピン系投与)を行うこともあります。
やきょう症 いつまで?
夜驚症とは? 睡眠中に突然、泣き叫んだり、悲鳴をあげたり、暴れたりする症状をいいます。 それに伴い、呼吸が速くなり、心拍数が増える場合もあります。 2~6歳頃のお子さんに現れ、年齢が上がるに従い症状は自然に治まっていきます。