メニエール病は、内耳にあるリンパ液が増えて、むくみ(浮腫)を起こした病態を指します。 ただ、むくみの原因はわかっていません。 めまいや吐き気のほか、耳鳴りや難聴、耳の閉塞感といった症状が現れることがあります。 めまいの持続時間は数十分から数時間と比較的長いのが特徴です。
メニエール病はどんな検査をするの?
メニエール病は「くり返す」エピソードがあって初めて診断できます。 従って十分な問診が大事です。 めまいの診察では体のバランスを調べる検査(目を閉じて足踏みしてもらう検査などがあります)や眼振検査(目の動きの異常を調べる検査)を行います。 聴覚症状に対しては耳内を観察し、聴力検査を行います。
メニエール病 めまい どんな?
メニエール病は回転性のめまいが10分間~数時間続き、何度も繰り返すのが特徴です。 数年にわたってめまいが続く人もいます。 また、多くの人は難聴・耳鳴り・耳閉感(耳が詰まった感じ)を伴います。 難聴は低音から聞きづらくなり、初期には聴力の低下に気づかないこともあります。
メニエール 入院 何科?
メニエール病の診断には必須です。 つまり、メニエール病の正確な診断は耳鼻科で受けて頂くのが良いのです。
メニエール病 放置するとどうなるか?
さらにメニエール病では、めまいや難聴が起こってもしばらくすると元に戻るため、繰り返すうちに慣れてしまい、受診が遅れるケースが少なくありません。 しかし放置すると、蝸牛の水ぶくれが進行して聴力はどんどん低下します。 やがてリンパ液を包む膜が破れると、聴覚障害が元に戻らない恐れがあります。