脈拍を測定することで、①脈拍の回数(多い、少ない)、②脈拍のリズム〔整(規則的)、不整(不規則)の有無〕、③脈拍の性状(末梢血管抵抗の大きさ、立ち上がりの速さ)、④脈拍の左右差などが確認で き、心臓を中心とした循環器系の異常を早期に発見できます。 6 мая 2016 г.
なぜ脈拍を測るのか?
脈拍を知ることで何がわかる? 脈拍は、身体のすみずみまで血液が行き渡っているかどうかを知る指標になります。 脈拍の数やリズムに異常があると、心臓や血液循環に関連した病気が疑われます。 また、リハビリやスポーツを行う時の運動強度の指標にも用いられます。
脈拍3本指 なぜ?
脈拍数やリズムを、より正確に知るためです。 母指を用いないのは、母指の動脈は示指、中指、薬指に比べて太いために拍動が大きく、患者の脈拍と混同しやすくなるからです。 脈拍を測定する時は、示指、中指、薬指の指先を橈骨動脈に沿って平行に置き、最初は均等に力を加えて脈拍数を数え、リズムの整・不整を観察します。
脈拍触知 なぜ?
脈拍は、一般に橈骨動脈の拍動を触れることによって測定します。 これは第一に橈骨動脈が皮膚に近い部分を走行し、脈拍が弱い場合でも、体表からその拍動に触れやすいからです。
脈拍 左右差 確認 なぜ?
動脈狭窄の原因とは 通常異常のない状態であれば、脈拍の左右差はほとんどありませんが、縦隔(へ進展する)腫瘍による圧迫や、大動脈炎症候群、動脈瘤、鎖骨下動脈狭窄症などでは、動脈の狭窄を生じた側の拍動が弱くなります。 脈拍の上下差を生じる場合もありますが、これも解離性大動脈瘤、大動脈狭窄、血栓や塞栓などが原因となります。