アヘンからモルヒネが初めて精製されたのは19世紀初頭、ドイツの薬剤師フリードリヒ・ゼルチュルナーによる。 1853年に皮下注射針が開発されると、以降モルヒネは優れた鎮痛薬として普及した。 ちなみにモルヒネの名付け親はゼルチュルナーで、ギリシャ神話に登場する夢の神モルフェウス(Morpheus)に由来する。 3 апр. 2014 г.
モルヒネいつから使う?
実は、モルヒネは、必要なとき、いつから使い始めてもかまわないのです(*1)。
モルヒネの効き目は?
オピオイド鎮痛薬として、おもに鎮痛目的で用いられています。 医療用麻薬でもあり、その鎮痛作用は強力です。 とくに持続する鈍痛に効果が高く、一般的な鎮痛薬が効きにくい内臓痛をはじめ、各種がん痛や手術後にも適応します。 有効限界がないのも特徴で、より強い痛みに対しては用量を増やすことで対応可能です。
モルヒネ投与から亡くなるまで何日?
入院からモルヒネ系製剤開始までの期間は平均28.2日、モルヒネ系製剤開始から死亡までの期間は平均5.6±5.8日、モルヒネ系製剤の使用期間は10日以上と1日以内がそれぞれ20.5%、食思低下からモルヒネ系製剤開始までの期間は1.7±4.3日、尿量低下からモルヒネ系製剤開始間の期間は3.9±4.8日、などだった。
モルヒネ 1日何回?
5mg、10mg、20mg、40mgの錠剤がありますが、すべて小さな剤形のため服用が容易です。 効果は12時間持続するため、通常1日2回服用します。
モルヒネは薬物ですか?
イギリス において、モルヒネは「1971年薬物誤用法」 (Misuse of Drugs Act 1971) の、クラスA薬物に分類されている。 アメリカ合衆国 において、モルヒネは 規制物質法 の、スケジュールII薬物に分類されている。 オーストラリア において、モルヒネは医薬品法 (Therapeutic Goods Act 1989) の、スケジュール8薬物として分類されている。
モルヒネは危険ですか?
投与量が(モルヒネ換算で)同等ならば、モルヒネだけ危険ということはありません。 またしっかりとしたアセスメントに則って、適量を使えば、余命を縮めることも考えにくいです。 さらに言えば、亡くなる前に限って使用するのがモルヒネというわけでもありません。 より早い段階でも、痛みがあれば普通にモルヒネを使って良いのです(※ただし、がんの痛みの場合)。 病気の進行とともに、モルヒネの量が増えることはありえます。 ただし、モルヒネは鎮静薬ではなく、鎮痛薬であり、万能薬でもありません。 そのため、最終末期のせん妄などには無効です。 一方で、亡くなる前にモルヒネを使ったとしても、それが基本的なやり方にそくしている限りにおいては、生命を縮めるものではありません。
モルヒネは治りますか?
より早い段階でも、痛みがあれば普通にモルヒネを使って良いのです(※ただし、がんの痛みの場合)。 病気の進行とともに、モルヒネの量が増えることはありえます。 ただし、モルヒネは鎮静薬ではなく、鎮痛薬であり、万能薬でもありません。 そのため、最終末期のせん妄などには無効です。 一方で、亡くなる前にモルヒネを使ったとしても、それが基本的なやり方にそくしている限りにおいては、生命を縮めるものではありません。 モルヒネを使ったから意識が低下したわけでも、余命を短縮させるわけでもないので、それは心配ありません。 なお他の医療用麻薬でも考え方は同じです。 まだまだモルヒネには誤解があります。 正しい情報の普及を願ってやみません。 先進医療・遺伝子検査もカバーされる保険もあります。
モルヒネは死んだらどうなるの?
一方で、亡くなる前にモルヒネを使ったとしても、それが基本的なやり方にそくしている限りにおいては、生命を縮めるものではありません。 モルヒネを使ったから意識が低下したわけでも、余命を短縮させるわけでもないので、それは心配ありません。