正常な代謝物としてのめやにの色は白や黒で、目にゴミが入ったりして涙の分泌が多くなると、量が増えることがあります。 めやにの量が多い、色が黄色っぽい、粘るなどに加えて、白目の充血の症状があったら、目の病気やトラブルの可能性があります。 考えられる原因には、細菌感染、ウイルス感染、アレルギーなどがあります。
目やに なぜ黄色?
黄色い目やに やや黄色っぽい目やにがいつも出てくる場合は、慢性の細菌性結膜炎が疑われます。 この場合は、急性の細菌性結膜炎に用いるのと異なる種類の抗菌点眼薬が効果のある場合があります。 しかし、鼻腔や咽頭に細菌叢(リザーバー)がある場合は点眼薬だけでは改善せず、内服薬が必要になる場合もあります。
目やに なぜ緑?
ウイルスの感染が原因の場合は、サラサラした水状の目やにやネバネバと糸を引いたような目やにが出ます。 花粉症などのアレルギーが原因の場合でもネバネバとした目やにが出ます。 細菌の感染が原因の場合は、黄緑色でドロっとした膿状の目やにが出ます。
目やに とは何か?
目やには、医学用語では「眼脂(がんし)」といい、皮膚の垢のような、生理的な分泌物です。 目のゴミをくるんで外に出す働きがあり、代謝により角膜・結膜から脱落した古い細胞などが含まれています。
目やに 何からできる?
朝起きたときに目頭や目じりに見られる少量の目やには正常な代謝活動でできた老廃物です。 結膜や角膜上皮から分泌されているムチンを主成分とする粘膜に、涙・血管から漏れた血液細胞・まぶたからの老廃物・ほこりなどが混じったものでできています。