ナルコレプシーは、日中の過度の眠気や、通常起きている時間帯に自分では制御できない眠気が繰り返し起こることを特徴とする睡眠障害で、突然の筋力低下(情動脱力発作)を伴います。 睡眠麻痺、鮮明な夢、幻覚が、入眠時または覚醒時に起こることもあります。
ナルコレプシーの種類は?
2005年の国際睡眠障害分類第2版(ICSD2)(日本睡眠学会による翻訳版が入手可能)では、このうち入眠時レム睡眠期が生じやすい特徴を重視して、ナルコレプシーの病名を含む「情動脱力発作を伴うナルコレプシー」「情動脱力発作を伴わないナルコレプシー」「身体疾患によるナルコレプシー」を分類している。
ナルコレプシーの精神疾患は?
ナルコレプシーは、過眠症の一つで睡眠障害です。 精神神経科や神経内科が専門とされています。 前述した「突然襲う過度の眠気」「情動脱力発作」「入眠時幻覚」「睡眠麻痺」の症状がナルコレプシーによるものか、脳の障害や精神疾患による症状なのかを診断することから始めます。
ナルコレプシーの機序は?
ナルコレプシーは,視床下部外側野のヒポクレチン含有ニューロンが自己免疫機序により破壊されることで生じると考えられる。 ナルコレプシーの主な症状は,日中の過度の眠気(excessive daytime sleepiness:EDS),情動脱力発作,入眠時および出眠時幻覚,睡眠麻痺,ならびに夜間睡眠障害である。
ナルコレプシー って何?
ナルコレプシーは、通常起きている日中などの時間帯に、自分では制御できない過度の眠気が繰り返し起こることを特徴とする睡眠障害で、過眠症の一種です。 世界では2,000人に一人、日本では600人あたりに1人くらいの割合で発症するとされ、子どもと青年、若年成人に多く見られ、発症のピークは14~16歳と言われています。