ナルコレプシーの場合、診療科は脳神経内科が適しています。 理由は、ナルコレプシーの原因は脳内の神経伝達物資の異常であるためです。 最寄りに脳神経内科がない場合は、心療内科でも構いません。
ナルコレプシーの診断方法は?
ナルコレプシーの診断方法と基準は? 診断方法には問診のほか、一晩寝ている間に脳波や呼吸などの生理的指標を観察する終夜睡眠ポリグラフ検査、日中に複数回昼寝をさせて、眠気の強さや入眠までの時間を測る睡眠潜時反復検査(MSLT)などがあります。
ナルコレプシーの機序は?
ナルコレプシーは,視床下部外側野のヒポクレチン含有ニューロンが自己免疫機序により破壊されることで生じると考えられる。 ナルコレプシーの主な症状は,日中の過度の眠気(excessive daytime sleepiness:EDS),情動脱力発作,入眠時および出眠時幻覚,睡眠麻痺,ならびに夜間睡眠障害である。
ナルコレプシー って何?
ナルコレプシーは、日中の過度の眠気や、通常起きている時間帯に自分では制御できない眠気が繰り返し起こることを特徴とする睡眠障害で、突然の筋力低下(情動脱力発作)を伴います。 睡眠麻痺、鮮明な夢、幻覚が、入眠時または覚醒時に起こることもあります。
ナルコレプシー どうしたらいい?
ナルコレプシーは根本的な原因が分かっていないため、根治療法はありません。 生活を規則正しくして、薬物で眠気をコントロールして、苦しむことなく生活できる程度に症状を軽くすることが治療の基本です。 症状が軽い場合には、薬物を用いず生活をコントロールし、適当に昼寝をするだけでよいこともあります。