更年期障害は、閉経にともない卵巣の働きが衰え、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が急激に減少することで起こります。 エストロゲンの分泌量が減少すると、今までエストロゲンによって調節されていた、からだのいろいろな機能がうまく働かなくなります。
閉経の理由は?
閉経は、加齢により卵巣からのエストロゲンとプロゲステロンの分泌が停止することで起こります。 閉経前の数年間は、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少し始め、月経と排卵の頻度が変動します。 最終的には月経と排卵が永久に停止し、以降は自然な妊娠はできなくなります。
更年期なぜほてる?
いわゆる「ホットフラッシュ」という、のぼせやほてりは、更年期障害の代表的な症状のひとつです。 急に顔が熱くなったり、汗が止まらなかったりします。 自律神経の調節がうまくいかず、血管の収縮・拡張のコントロールができなくなることが原因です。
更年期の由来は?
更年期とは、本来、「年が更(あら)たまる時期」という意味である。 ギリシャ語で「はしごの横木」を意味するklimacterという言葉に由来して、「女性の転換期」を英語でclimactericと呼ぶようになった。
更年期の発汗は?
寝汗(発汗)も「ホットフラッシュ」同様、血管運動神経症状の1つで、更年期の代表的な症状です。 ホットフラッシュは実際には昼間だけではなく、夜間も同じように起こるため、睡眠時にほてりや発汗が起こります。 就寝中に起こった場合、何度も目覚めてしまい、ひどい場合は睡眠障害となるおそれもあります。
更年期で太ってしまったらどうしたらいいの?
更年期で太ってしまったらどうすれば? 対策の基本 更年期が原因で太ってしまっても、その対策は通常のダイエットと同じで、運動と食事が基本となります。 基礎代謝は、筋肉・肝臓・脳がそれぞれ約2割ずつ消費しています。
更年期障害の初期症状は何ですか?
その過剰な指令が体調不良の原因になるのです。 また、脳、皮膚、骨、血管、その他多くの臓器にはエストロゲンの受容体が存在しており、カギとカギ穴の関係で機能を果たしています。 エストロゲンがなくなってしまうと、受容体に作用できないため、あちこちの身体機能が果たせなくなるのです。 それによって、更年期症状が起こります。 更年期障害の初期症状には次のようなものがあります。 暑くもないのに「顔がほてる」「のぼせる」といった症状のことを指します。 ホットフラッシュに関する詳しい情報はこちらをお読みください。 関連記事:「 ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり・発汗)」女性の更年期によくある症状とは? 暑くもないのに「汗が大量に出る」などの症状が現れ、真冬でもびっしょり汗をかくこともあります。
プレ更年期ってなに?
プレ更年期ってなに? 閉経年齢が50歳の場合は45~55歳が更年期ですが、更年期前の30代後半から40代前半のいわば「プレ更年期」にも、更年期と同じような症状が現れることがあります。 また、閉経から10年以上経過してから、冷えや肩こり、関節痛などの症状が出現し、『これは更年期障害?