適切な運動を続けていると、筋肉にたくさんの酸素や栄養を運ぶために血管が広がったり、血圧を上げようと働く交感神経の緊張が緩和されたりして血圧が下がっていきます。
ウォーキング 血圧下がる なぜ?
ウォーキングのように、一定の動作をリズミカルに行う有酸素運動は、心拍出量と交感神経系の両方に効果があると言われています。 運動をすることにより、腎臓のナトリウム貯留が改善されることで、余分な水分を尿として排出。 すると体液量が減少するため、血液の抵抗が低下。 結果、血圧が下がります。
なぜ運動が高血圧症を抑制するのか?
その機序として、運動を続けることによりタウリンやプロスタグランディンといった血圧を下げる物質の体内での産生が亢進し、逆にカテコラミンなどの血圧を上昇させる物質の産生が減少することなどが挙げられています。 また、運動を続けることでストレスや肥満を解消させることも高血圧治療には有効となります。
運動中の血圧はどれくらい?
⇒ 運動すると、約4週間で収縮期血圧(上の血圧)が約10~20mmHg低下し、拡張期血圧は約5~10mmHg低下します。 しかし、運動を中止すると1ヶ月後には血圧は元に戻るので、継続することが重要。
運動の後どうして血圧があがるの?
運動をすることで筋肉の活動が活発になるため、多くの血液を必要とします。 そのため循環血液量が増え、最大血圧は上昇し、末梢の血管が拡張して最小血圧は低下します。