逆流性食道炎とは、強い酸性の胃液や胃で消化される途中の食物が、食道に逆流して、食道が炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどさまざまな症状が生じる病気です。 逆流性食道炎は、もともと日本人には少ない病気といわれていましたが、食生活の変化などによって、最近訴えられる患者さんが増えています。
逆流性食道炎 咳 何科?
逆流性食道炎は何科(診療科)を受診すれば分からずお困りの方は、お近くの医療機関(消化器内科または内科)の受診をご検討ください。
逆流性食道炎 どんな感じ?
胸が焼ける感じ、酸っぱいものが上がってくる、食後に胸やみぞおちのあたりが痛い、というのが主な症状です。 その他の症状として、のどの違和感、声のかすれ、慢性の咳(肺や心臓に異常がないのに咳が続く)などがあり、これらは主に寝ているときに胃液がのどのあたりまで逆流してくることにより起こる症状です。
逆流性食道炎 どうやってわかる?
逆流性食道炎の診断は、「食後に胸焼けがする…」 「胃液がこみ上げてきて酸っぱく感じる…」などの症状から診断することもありますが、胃酸の分泌を抑える薬をお飲みいただき、症状が改善するかどうかで診断することもあります。 また、胃カメラを行い、食道粘膜の炎症の有無や炎症があればびらんや潰瘍などの程度を観察します。
逆流性食道炎 どっち向いて寝る?
逆流性食道炎の方は寝る際に左側を下にし、横向きで寝ると良いといわれています。 理由としては、左側を下にしたほうが下部食道括約筋への圧が低下するため、胃酸が逆流しにくいとされているからです。 ただし、体の作りには個人差があり、場合によっては効果がない可能性もある点は覚えておきましょう。