牛乳には、タンパク質、乳脂肪、糖質や水分のほかに、ミネラルやビタミンなどがバランスよく含まれています。 特にタンパク質やカルシウムが豊富なので、骨を丈夫にするといわれています。 骨には体を支え、内臓を守る役割のほかに、カルシウムをためておく「貯金箱」の役割もあるのです。
牛乳 骨どうなる?
国内では、牛乳や乳製品の摂取量を増やすと小児期には骨量の増加に役立ち、中高年期の女性の場合は閉経後の骨量減少を抑えるという検証結果が発表されています(2002年度厚生労働省科学研究など)。 現段階では、「牛乳や乳製品が骨粗鬆症の原因になる」という情報は、科学的なデータに基づかない意見であると思われます。
牛乳の弊害は?
牛乳は日本人に適さない食品ですから、多くの代謝上のトラブルを引き起こします。 乳糖不耐症による急激な下痢で体重減少が起こったり、また乳製品に脂肪が多く含まれるため肥満することもあります。 さらに、乳糖中のガラクトースが分解できないことで、それが目の水晶体に溜まって白内障の発症に関係するという説もあります。
骨 牛乳 いつ飲む?
就寝中は骨芽細胞による骨の合成やカルシウムの沈着が優位になり、成長ホルモンが多く出て成長や体の修復をします。 そのため、就寝前にカルシウムやタンパク質などを摂って、体作りの材料を満たしておくことも大切です。 このタイミングで牛乳を飲むことは、骨強化に役立ちます。
乳製品の弊害は?
全乳製品には飽和脂肪酸が多く含まれているために、血液中の脂質(中性脂肪やコレステロール)の値に有害な影響を及ぼし、循環器疾患(脳卒中、心筋梗塞、心不全などの心臓・血管系の病気)と、それらによる死亡のリスクを高める可能性があると考えられているからです。