ノロウイルスが増殖できるのはヒトの小腸上皮細胞内だけです。 ここで増えたウイルスは糞便とともに排泄され、下水処理場へ運ばれ浄化、塩素処理されて河川に放流されます。 しかし、このウイルスは水の消毒に使う通常の塩素濃度では死滅しないので、感染力を保ったまま海水中を漂っています。
ノロウイルス どこからくる?
ノロウイルスは人の腸の中で増殖します。 増殖したウイルスは、便や吐物といっしょに体の中から出てきます。 下水道などを通り海に流れ込んだウイルスは、カキなどの2枚貝の中に蓄積されます。 もし、ノロウイルスに汚染されたカキなどを生で食べてしまった場合、食中毒として発症することになります。
ノロウイルスどこでかかる?
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。(1)食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。 ... (2)下痢やおう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
ノロウイルス 便にいつまで?
O157やサルモネラの保菌期間は長期保菌となる場合もあるが、おおむね7日間以内である。 ノロウイルスは腸管に感染し、免疫の力で体内からウイルスが排泄されると推察される。 一般的にノロウイルスの保有期間は細菌感染症より長く症状消失後1週間までは糞便中にノロウイルスが証明される。
ノロウイルス かき なぜ?
二枚貝はプランクトンを餌としているので、大量の海水を体内に取り込みますが、この時の海水にノロウイルスが含まれていると、二枚貝は餌と一緒にノロウイルスを体内へ取り込んでしまうのです。 こうして二枚貝の体内にノロウイルスが蓄積され、それを人が食べることで食中毒が引き起こされます。