脳ヘルニアでは浅速性の呼吸や呼吸停止、チェーンストークス呼吸などが生じる。 脳ヘルニアは発症部位によって症状が異なるが、意識障害、散瞳や対光反射の消失、呼吸停止やチェーンストークス呼吸などが生じる。 さらに頭蓋内圧亢進によりクッシング症状(血圧上昇・徐脈)が生じる。
頭蓋内圧亢進症状はどれか?
頭蓋内圧亢進症状は何らかの原因により頭蓋内圧が上昇している状態で、頭痛や悪心嘔吐、クッシング症状(血圧上昇・徐脈)などが生じる。
髄膜炎の症状はどれか 国試?
髄膜炎やくも膜下出血などによって髄膜が刺激されると髄膜刺激症状として、頭痛、悪心・嘔吐、羞明、項部硬直、ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候などが現れる。
頭蓋内圧亢進で見られない症状はどれか?
正解は「頻脈」です。 頻脈は慢性頭蓋内圧亢進の3徴候には含まれません。
下垂体腺腫の症状はどれか?
腫瘍が視神経を圧迫して視力・視野障害が生じたり、脳脊髄液の流れの障害となって水頭症を来したりする。 非機能性線種ではホルモンの減少により下垂体機能低下症が生じ、女性では月経不順、無月経など、男性では性欲低下や勃起不全などの症状が現れる。 また腫瘍内に出血が起こり、突然の頭痛、視力・視野障害などが生じることもある。