脳の萎縮による影響・症状 認知症を発症すると、物忘れや短期記憶障害(少し前のことを覚えられない)だけではなく、見当識の障害、うつのような症状が出ることもあります3)。 また、アルツハイマー病も「脳の萎縮が見られる病気」とされており、認知症のうちの4割以上4)を占めています。
脳が萎縮してるのはどうして?
脳萎縮の原因はさまざまで、正常でも加齢により萎縮します。 加齢によって容積が減少するのは頭頂葉など部位がある程度限定されているといわれています。 他の萎縮の原因には脳の外傷、脳血管障害(脳梗塞、脳出血)、アルツハイマー病、前頭側頭型認知症、レビー小体病などの変性疾患が代表的です。
脳が萎縮するとはどういうことか?
脳萎縮とは 脳萎縮とは脳容積の減少を言います。 脳萎縮の原因はさまざまで、正常でも加齢により萎縮します。 個人差はありますが、40歳の頃から頭部MRIで脳に萎縮が認められる様になります。
脳細胞が減るとどうなるのか?
脳の神経細胞は多少減少しても生命活動に影響が出ることはありませんし、むしろ、無駄なエネルギーを使わないようにするために、不必要な神経細胞が消失していくといわれます。 しかし、このような自然な減り方ではなく病的な減り方をすると、生命活動に大きな影響が出てきます。
脳の萎縮は何歳から始まるの?
昔の人は40歳を初老としていました。 最近はMRIなどの画像診断が進歩して脳の形態を詳しく見ることができるようになりましたが、それによりますと脳の萎縮は45歳ごろから始まり、60歳を過ぎるとかなり加速されることが分かってきました。 ですから50歳を過ぎれば、多少の脳の萎縮があったとしても異常とは言えません。