脳動脈瘤、脳動静脈奇形、脳血管の閉塞、狭窄、モヤモヤ病、などの脳血管自体の病変、脳腫瘍、その他の脳血管奇形、脳循環の異常など、数多くの脳神経外科に関連する疾患がこの検査の適応になります。
血管造影検査 何がわかる?
血管造影検査とは、血管の状態(狭窄、閉塞、走行異常等)や腫瘍の分布をみるための検査です。 太ももの付け根や腕の動脈から細い管(カテーテル)を通し、目的の血管に造影剤を注入しながら、X線撮影をします。 検査だけでなく、狭窄や腫瘍などがある場合には、同時に治療を行うことができます。
脳血管造影検査の合併症は?
脳血管撮影で何らかの合併症が起こる確率は、0.1〜1%程度と言われています。血管穿刺部からの出血脳梗塞血管損傷腎機能障害造影剤や鎮痛剤のアレルギーその他
脳血管造影検査の時間は?
検査時間は、検査の内容や治療の有無によって違います。 検査のみの場合では1~3時間程度ですが、治療を行う時には内容によっては長くなる場合もあります。 (3)検査後検査終了後には血管からカテーテルを抜きます。 カテーテルが挿入されていた場所からの出血を防ぐために、10分ほど医師が圧迫止血を行います。
脳血管造影検査のリスクは?
血管の中を造影剤が流れていく様子を連続撮影します。 髪の毛より細い血管でも写し出すことのできる検査で、広く全体をかつ詳しく、一度に血管の状態を知ることができるのが特徴です。 しかし、カテーテルで血管を傷つけて出血したり血管をつまらせて脳に障害が起こる恐れがありますから全員に行うことはできません。