そして、花粉を多く産出する樹齢30年ほどのスギの木が1960年代には各地で増え、1970年代にスギ花粉症が急速に増加した、というわけです。 また、地球温暖化による夏場の気温上昇は、花粉の生産量を増やすため、さらに花粉症患者を増やす原因となっていると考えられています。 18 мар. 2019 г.
スギ花粉 増えたのはなぜ?
第二次世界大戦後、森林資源の回復や増大のため、成長が早く栽培しやすいスギやヒノキを大量に植林しましたが、それらの樹木が花粉を生産できる樹齢(植林後約30年)に達したため、大量の花粉が飛散されるようになったのです。 また、大気汚染の影響も考えられています。
スギ ヒノキ なぜ植えた?
日本にスギやヒノキなどの針葉樹が多く植林された背景には、日中戦争や太平洋戦争などによって大量の木材が軍需物資として使われたという事情がある。 また戦争被害復興やその後の高度経済成長などによって多くの木造住宅が建築されることで、爆発的に木材需要が高まり、日本の山から大量の木が伐採された。
花粉の量 なぜ増える?
地球温暖化による夏の気温の上昇が、スギの生育にとってより良い環境となり、この時期に充分に育ったスギが、翌年の春先に大量の花粉をばらまくことに繋がります。 また開花時期も早まることで、長い期間花粉が舞うことになってしまいます。 その結果、一年を通じての全体の花粉量が増加するというわけです。
花粉 関東 なぜ多い?
関東平野は四方がスギ・ヒノキ林に囲まれた地形で、風向き問わずに花粉が飛散する事から、他地域と比較しても花粉の飛散が多い地域となっている。 八丈島(東京都)‐周辺は海に囲まれていて本土の花粉も八丈島までは飛んでこず、島には花粉症の原因になる植物が生息していない。