NPPV装着時には、持続的な陽圧による静脈還流量の低下などによって循環が抑制されるため、循環動態が著しく不安定な患者に対しては適応注意または禁忌となる。 痰が多く、かつ排痰が著しく困難な患者は、痰の貯留による無気肺や気道閉塞の可能性があり、NPPVの適応注意または禁忌とされる。 15 дек. 2016 г.
NPPVの欠点は?
NPPVの長所は挿管せずに気道に陽圧をかけ換気をさせることができることである。 これにより会話なども可能であり、鎮静剤などによる鎮静をかける必要がなくなる。 一方、短所はマスクの圧迫や押される空気による不快感などがある。
NPPVの対象疾患は?
NPPV(Non invasive Positive Pressure Ventilation)療法とは 対象となる主な疾患は、1位 COPD(慢性閉塞性肺疾患)、2位 肺結核後遺症、3位 神経筋疾患となっています。
NPPVの中止基準は?
1つの離脱基準としては、 ・EPAP=4cmH2O ・IPAP≦6cmH2O かつ FiO2≦0.3 で SpO2≧97% ・呼吸回数≦30 回/min ・脈拍数≦100 回/min ・マスク装着をうっとうしがる 以上の条件を満たす場合は、酸素マスクに変えて SpO2=97〜99%を維持するように FiO2 を調整する ...
NPPVの使用目的は?
NPPVは、①呼吸努力(呼吸仕事量)を減少させること、②酸素化能を改善させること、③ガス交換を改善させることを目的に行われる。 NIPPVという用語もNPPVと同じ非侵襲的陽圧換気療法を意味する。