女性の方が涙もろいのは、プロラクチンという母乳を促すホルモンを男性の1.5倍以上持っていることと関係があるようです。 プロラクチンは涙腺の細胞にも含まれており、これが涙の分泌を促すと考えられています。
なぜ女性の方が泣くのか?
涙が出るのは「プロラクチン」という女性ホルモンが原因であることが、近年の研究でわかってきたそうです。 男性もプロラクチンを分泌しますが、女性のほうが多く分泌するため、涙もろくなると考えられています。
涙もろいのはなぜ?
人の感情がプラスやマイナスの方向に大きく動いたときには、脳が感情の揺れをストレスと判断し、ストレスへの反応により涙もろくなる症状を引き起こすこともあると言われます。 思いっきり涙を流した後に気分がすっきりすることがあるのは、涙を流すことでストレスを発散しているからとも推察されます。
泣くとすっきりするのはなぜ?
感情によって涙を流すと、脳からは「プロラクチン」、副腎皮質ホルモンの「コルチゾール」、副腎皮質刺激ホルモンの「ACTH」といった、ストレスホルモンも涙と一緒に排出することで苦痛を緩和し、心身共に健康な状態を保とうとします。 このデトックス効果により、泣いた後はスッキリとした気分になるのです。
人は何故泣くのか?
泣くことは、心身共にメリットが多くあります。 嬉しいときも悲しいときも、気持ちの高揚を落ち着けようとする体の自然な反応が、泣くということなのです。 涙の役割は、大きく分けて3種類あります。 目の機能を保護する「基礎分泌の涙」、外部からの刺激による「反射の涙」、感情が高ぶることによる「情動の涙」です。