おりものの量は、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモン(エストロゲン)と密接な関係があります。 エストロゲンの分泌が多い排卵期や月経前におりものの量が増えるのは、ごく普通のことなので心配はいりません。 また、妊娠中もエストロゲンの分泌が多くなるため、おりものが増える傾向があります。
おりもの 毎日出るのはなぜ?
いつも(毎日)あるものなの? おりものは、女性ホルモンと密接に関係していて月経周期に合わせて増減を繰り返しています。 通常、生理が終わった後だんだん増えていき、排卵期にもっとも量が多くなり、透明なゼリー状でよくのびるようになります。 排卵のあとは量が減ってきて、粘り気のある黄白色のおりものに変化していきます。
おりものがいつもと違う?
「おりものがいつもと違う」と感じたら、自己判断せず早めに受診しましょう。 おりものの変化は、病気を疑うことだけではなく、健康のバロメーターとしての役目でもあるのです。 水っぽくて白い、さらさらしていて量が多いといった場合は、胃腸が弱り、体がむくんでいる結果です。
おりものがいつもより多い?
●量が多くなるとき、少なくなるとき 月経が安定し、規則正しく来るようになると、排卵の頃(月経と月経の中間あたり)には、卵胞ホルモンの分泌が多くなるので、おりものの量が増えるのがふつうです。 この時期に、卵の白身のような粘り気のあるおりものが多く分泌されるのは、ごく一般的なことなので心配ありません。
排卵日のおりもの量は?
排卵日近くになると、生卵の白身のように粘り気のあるおりものが大量にでるようになります。 指にとってみると10㎝以上も糸を引くようになり、これが排卵間近のサインです。 この状態が3日以上続き、もっとも量が多くなった約2日後に排卵が起こります。 排卵日にはおりものの量が減ることが多いようです。