疲労骨折は、痛みが始まってすぐに撮った通常のレントゲンでは確認できないことが多いです。 疲労骨折の所見がレントゲンに現れるまでには、2-4週間かかります。 レントゲンで診断が難しい場合はMRIを撮影するとわかることがあります。
疲労骨折の検査方法は?
明らかな外傷が無く、慢性的な痛みがあるときは疲労骨折を疑います。 X線(レントゲン)検査を行うことで確定します。 骨折の有無を確認しますが、わからない場合も少なくありません。 そのような場合は3~4週間後に再度X線写真をとるか、MRI検査や骨シンチグラフィーなどの検査をすることもあります。
疲労骨折の兆候は?
ケガが原因で起こる外傷骨折と違って、強い痛みや皮下出血、大きな腫れを伴うことはないものの、運動しているときや圧迫したときに痛みを感じることが多いです。 痛みのある部位が腫れたり、少し膨らんだりする場合もあります。
疲労骨折の見分け方は?
疲労骨折している部位に触れられる場合は、押すと痛みを感じる「圧痛」が生じる。 病変は徐々に進行し、骨折部では修復に伴う新しい骨ができているため、圧痛を感じる場所が盛り上がっていると、疲労骨折の可能性が高い。 腰椎の疲労骨折では、体を後ろのほうへ反らせたときに痛みを感じやすい。
疲労骨折の早期診断は?
明らかな外傷がなく、慢性的な痛みがある時は、疲労骨折を疑います。 初期では、X線(レントゲン)検査では所見が認められないことが多くあります。 そのため、MRI検査、局所の炎症や微細な損傷は超音波検査を行います。 発症2~3週間後に骨折像が、レントゲンで認められるケースもあります。