A. 人工呼吸器本体に問題がない場合で、気道内圧が上昇する原因には、咳、病態の悪化による気管の狭窄・攣縮・閉塞、肺や胸郭のコンプライアンスの低下、あるいは患者さんにとって不適合な過剰換気などが考えられます。 患者さんが咳をすると、呼吸と人工呼吸器との間でファイティングが起こり、アラームが作動します。 6 нояб. 2013 г.
気道内圧下限アラームの原因は?
具体的には、回路の接続部がはずれた、加温加湿器やネブライザーのカップがはずれていた、チューブなどが破損して穴や亀裂ができた、気管チューブのカフ圧が低下してリークした、気管チューブが抜けた、または抜けかかっているといったことが考えられます。
PEEP 高いとどうなる?
後負荷の増大 PEEP(ピープ:呼気終末陽圧)*により肺胞内圧が上昇し、肺血管抵抗は増大する。 肺血管抵抗の増大は、左室への血液の充満を阻害し、心拍出量を減少させる。 右室の後負荷の上昇は、右室肥大をもたらし、心臓の壁運動を低下させる。
胸腔内圧上昇するとどうなる?
①胸腔内圧が上昇すると、静脈還流量(心臓に戻ってくる血液量)が減少し、心拍出量が低下します。 その結果、血圧は低下し、その代償反応として交感神経刺激により心拍数は上昇し、血管収縮もおこります。
バッキングの原因は?
バッキングは、何らかの原因で咳嗽反射が起こり、人工呼吸器と患者さんの呼吸のリズムが合わなくなった状態のことをいいます。 例えば、加温加湿器を使用しているとき、回路内の結露が生じるためウォータートラップをつけますが、回路内の水滴が患者さんに入ってしまうとバッキングにつながる可能性があります。