肺の切り口近くに新たにできたのう胞が気胸再発の原因となりうるため、肺の切り口を吸収性のフェルトで覆い再発を予防します。 手術は正味60〜90分です。 順調に経過すれば手術翌日に胸のチューブ(胸腔ドレーン)を抜去し、術後2日目に退院です。
肺気胸 入院 何日?
原発性自然気胸の胸腔鏡手術の手術時間は、概ね1(~2)時間で、麻酔時間も含め3時間程度、術後入院期間は、概ね2-3日です。
気胸の空気抜きは?
胸に針を刺して空気を抜く治療もありますが、肺が膨らむと閉じていた肺の穴が再開通する可能性があるので行いません。 軽度の気胸で肺の穴が再開通しなければ、漏れていた空気は自然に血液に溶けて消失します。 1~3週間で元に戻るでしょう。 軽度気胸でも、痛みや呼吸困難の症状があれば入院していただいた方が安心です。
気胸いつから?
原発性自然気胸の場合、10歳代後半から20歳代のうちに発症することが多く、喫煙とは全く関係ない人は多いです。 喫煙が気胸を起こしやすくなるかどうかは現状不明で、仮に影響があるにしても薄いと思われます。 自然気胸とは関係なく、喫煙者では、様々な術後合併症を高率に発症します。
気胸管いつぬける?
気胸についてよくあるご質問 手術をしない場合チューブを数日入れることが多く、そのため傷跡が残り易くなります。 一方、胸腔鏡下手術では、チューブは術後1日で抜けることが多いので数ヶ月すると傷跡はほとんど目立ちません。