緊張性気胸では著しい縦隔偏位をきたし、右心への静脈還流が阻害されて閉塞性ショックをきたすため、緊急に胸腔ドレナージを行う。 手術手技に基づく肺切離部または損傷部からの持続的な空気漏れのこと。 術中に閉鎖した気管支断端に生じた小孔。 発症すると胸腔内に重篤な膿胸、瘻孔からの空気漏れから肺炎を併発する。 15 окт. 2021 г.
気胸ドレナージの目的は?
疾患や手術によって胸腔内に貯留した液体(血液、胸水、膿など)や気体を胸腔外へ排除することで、肺の拡張を促すこと、および胸腔内の情報を得ることができます。 液体や気体が胸腔内に溜まると、肺が膨らまなくなり、換気が十分に行われなくなってしまいます。
気胸 胸腔ドレナージ なぜ?
肺のパンクが中等度以上であれば局所麻酔で胸にチューブを挿入し脱気(胸腔ドレナージ)します。 これは有効な呼吸を行うために必要な処置で、入院が必要となります。 胸腔ドレナージのみで穴が閉じて気胸自体は一旦治ることもありますが、肺の表面の薄い袋は残ったままなので再発率は30%以上です。
胸腔ドレーン エアリーク なぜ?
挿入された胸腔ドレーンは、水封ボトル(チェストドレーンバックなど)に接続する。 この際、水封ボトルと胸腔とは閉鎖空間となり、回路の途中に水面が張られる。 肺に開いた穴から胸腔内に空気が漏れ続けていると、その空気はドレーンチューブを通り水封ボトルに到達する。 この際、空気は水封ボトルの底から水面へ浮き出てくる。
胸腔ドレーン 吸引 なぜ?
胸腔ドレーンに吸引圧を設定するのは、胸腔内に意図的な陰圧をかけ、排液や肺内の癒着をさせるためです。 排液・癒着が行われると、残存肺が広がります。 これらの効果を得て残存肺を広げ、「術前の肺に近い状態にすること」を目標とし、胸腔ドレーンの設定圧が決められます。