気象の影響で起こる頭痛としては、まず片頭痛が挙げられます。 ズキズキと脈打つように痛むのが特徴で、“片”頭痛という名前の通り、多くの場合が頭の片側だけに起こります(両側に起こることもあります)。 中には、緊張型頭痛が現れる人もいます。 頭がぎゅーっと締めつけられるような痛みが特徴。
気圧 頭痛 どこから?
なぜ? 身体は気圧の変化に敏感なので、気圧によって自律神経が乱れ、頭痛が起こると考えられています。 気圧の変化を感じ取る器官は耳の中、内耳にあります。 人間の身体は、まず内耳で気圧の変化を感じ取り、交感神経が活発になり亢進(こうしん)します。
気圧 頭痛 何ヘクトパスカル?
最近の論文では、片頭痛と気圧の変化についての報告がなされています。 その報告では、平年の平均気圧を1013 hPa(ヘクトパスカル)とすると、5~10hPaの変動があると、頭痛が誘発される割合が最も多くなるというものでした。
気圧 頭痛 いつから?
季節は関係するの? 日本の平均気圧は春から夏にかけて低くなり、秋から冬に高くなる傾向にあります。 その影響でしょうか、ある調査では頭痛の頻度も5月から10月に高くなり、11月から4月には少し低くなるようです。 年間を通して頭痛が一番多い月は9月で、これは台風による影響があるのかもしれません6)。
低気圧 頭痛 どんな感じ?
脈を打つようなズキン、ズキンという「脈動性」の強い痛みが特徴です。 片頭痛といっても、頭の片側だけでなく、両側に起こることもあります。 気圧の変化を感じると脳の血管が拡張し、脳の一番外側にある硬膜に分布している三叉神経が興奮し、痛み物質が放出されます。 放出された痛み物質に反応して、さらに血管が拡張します。