全人口のうち強迫性障害にかかっている人は1、2%、50~100人に一人の割合といわれています。 強迫性障害の発症には、性格、生育歴、ストレスや感染症など、多くの要因が関係していますが、原因ははっきりとはわかっていません。 しかし、解明が進んでいる部分もあり、積極的に治療に取り組めば治る病気です。
強迫性障害 何パーセント?
約2%と言われています。 調査にもよりますが、生涯の間に100人に1-4人が経験する決してめずらしくない病気です。
強迫性障害の生涯有病率は?
国際的な疫学調査では、生涯有病率は2%前後で、12か月有病率は1~2%です。 恐怖症や物質関連障害、うつ病などに次いで高率にみられます。 男女比はほぼ同じですが、児童・青年期発症では男性が、成人発症では女性が多いです。 平均発症年齢は20歳前後ですが、初診時の年齢は30歳前後とされています。
強迫性障害の受診の目安は?
次のようなサインがあれば、専門の医療機関に相談することを考えてみてください。 手洗いや戸締まり確認に時間をとられる、火の元を確認しに何度も家に戻る結果常に約束に遅れるといった弊害や、日々の強い不安や強迫行為にかけるエネルギーで心身が疲労して健全な日常生活が送りにくくなってきます。
強迫性障害の程度は?
強迫性障害の症状を持つ方は、ご自身の症状に気付いていない方も含め、人口の約2%と言われており、その内訳は、軽症の方が25%程度、治療をすれば症状が軽くなる方が50%程度、入院が必要な方が25%程度となっています。 軽症だった方も、強迫観念と強迫行為の悪循環を幾度も繰り返すうちに重症化するといった場合もあります。