筋あるいは筋を支配する神経に1回刺激を加えると、筋はそれに応じてただ1回収縮し、ついで弛緩(しかん)する。 このような収縮は単収縮とよばれるが、それに対して、適当な間隔をおいて、筋、または筋への神経を連続刺激すると、各単収縮は融合・加重し、持続の長い大きな収縮が得られる。 このような収縮を強縮とよぶ。
等尺性収縮 なぜ?
等尺性収縮 と等張性収縮 筋は興奮すると収縮して筋肉全体は短くなるが(筋の短縮)、筋の両端を固定した上で筋を刺激すると、短縮せず張力だけを発生する。 両端を固定しているので筋の長さは一定であるため、この収縮の型を等尺性収縮 isometric contraction (図2ーA)という。
強縮 何回?
電気刺激で1秒間に5〜6回の単収縮を起こすと強縮となる ×:強縮を起こすためには, 1秒間に遅筋で30回, 速筋で100回程度の刺激が必要と なります.
心筋 横紋筋 なぜ?
筋肉を収縮させる蛋白質が緻密に秩序正しく配列しているため、骨格筋や心筋では縞模様がみえるため、横紋筋と呼ばれる。 一方、内蔵筋は縞模様がみえないため、平滑筋とも呼ばれる。 骨格筋は自分の意志で収縮させることができるので随意筋であり、心筋と内蔵筋は意志とは無関係に収縮調節されるので不随意筋である。
とうしゅくせいうんどう?
等尺性筋収縮とは筋肉の長さが変わらない状態で筋肉が収縮した状態です。 例えばスクワット(直立した状態から膝関節の屈曲・伸展を繰り返す運動)では下肢の多くの筋肉が同時に鍛えられますが、ここではその中で大腿前面にある大腿四頭筋に注目します。