妊娠22週未満で出血や腹痛があると切迫流産と診断されることがあります。 これは、まだ流産はしていないものの、流産になりかけている状態のこと。 出血の量は少量から大量の場合までさまざまで、色は鮮血色や赤褐色です。
切迫流産の茶色出血は?
切迫流産の主な症状は性器出血で、出血量が多く腹痛を伴うほど、流産に進行する可能性が高いと考えられています。 一般的に少量の茶色~黒っぽい出血だけで腹痛がなければ、完全に流産となる危険性は低めと考えられますが、赤く、普段の生理の量くらいの出血が継続したり、強い腹痛を伴う場合には、流産となる危険性が高めと考えられます。
切迫流産の判断基準は?
切迫流産とは、妊娠22週未満に、流産の可能性が通常より高い状態にあることをいいます。 主な症状は少量の性器出血や腹部の張り、下腹部痛や腰痛などで、正常な妊娠が確認されたあとに、性器出血で受診した人には、下腹部痛の有無にかかわらず、総じて「切迫流産」という診断名がつきます。
切迫流産 出血 なぜ?
出血の原因としては、初期の着床出血、充血した子宮頸管からの出血、絨毛膜下血腫からの出血、流産の初期徴候として胎嚢が子宮壁からはがれるときの出血などが挙げられます。
切迫流産の兆候は?
切迫流産や切迫早産にはほとんどの場合兆候があります。 おもな症状は、おなかの張り、下腹部痛、腰の痛み、出血です。 こうした症状を感じたときは、自宅で安静にして、よくならなければ必ず早めに病院で診察を受けましょう。