切迫早産の原因として最も多いのが、感染です。 腟内の常在菌のバランスが崩れ、腟から子宮内へ侵入した細菌によって子宮頸管まで炎症が広がり、頸管熟化や子宮収縮、破水を誘発します。
子宮収縮はなぜ起こるのか?
1 子宮の収縮 子宮は筋肉でできています。 普段はやわらかく緩んだ状態ですが、ママがよく動いたり、疲れたり、働き過ぎたりすると、それが刺激になって子宮の筋肉が「キュッ」と収縮することがあり、これを張りとして感じています。 また、妊娠したことだけでも不規則で痛みを伴わない子宮の収縮が生理的に起こります。
切迫早産 なぜお腹が張る?
お産に近づけば近づくほど子宮がはりやすくなるのが通常で、最終的には陣痛や子宮口の変化・開大と子宮収縮が伴い分娩が行われます。 しかし、切迫早産においては、何らかの原因によって子宮頸管に炎症が発生し、それが子宮のはり・子宮収縮を引き起こすのです。
切迫早産 なぜ多い?
<切迫早産の原因とは> 切迫早産の原因として最も多いのは子宮内感染で、8割を占めています。 腟から子宮内へ侵入した細菌によって炎症が起こると、破水や子宮収縮が起こりやすくなり、切迫早産を引き起こします。 特に妊娠30週未満に起こる切迫早産の原因として多く見られます。
妊娠早産の原因は?
早産の原因として最も多いのは子宮内感染で、8割程度を占めています。 子宮内感染は、何らかの原因で膣から子宮へ細菌が入ることで起こります。 細菌の感染により子宮内膜に炎症が起こる子宮内膜炎になると、内膜が弱くなり破水や子宮の収縮(陣痛)を誘発する可能性があります。