縫ったからといって傷あと自体がなくなるわけではありませんが、縫わない場合よりもきずあとが目立たなかったり、治癒までの時間を短縮できる可能性があります。 また、一般的に時間をかけずになおしたきずあとの方がきずの引きつれやケロイドなどの異常瘢痕が生じにくいとされています。
切り傷 縫わない どうなる?
では、傷を縫わずに治した場合、どうなるのでしょうか? パカッと開いた傷は、開いた面積の部分が赤く傷跡として残ります。 開いていない傷の場合は、傷の部分がそのまま治ります。 段差などがある場合も段差があるまま治ります。
縫合しないとどうなる?
縫合しないこと 傷があっても感染する可能性がある場合は縫合しないこともあります。 縫合すると、皮下や傷の奥に膿瘍(のうよう)ができる場合、すぐにわからないからです。 また、縫合しなければ、もし膿瘍が出ても外に流れ出るからです。
切り傷 どのくらいで縫う?
きれいな切創では、受傷から6時間以内に洗浄、縫合することで、止血だけでなく、創感染を起こさず、傷跡がきれいに治ります。 縫合から48時間が経過すると、基本的に創は閉鎖するため、創部を覆わない状態でのシャワー浴が可能になります。
抜糸をしないとどうなる?
4日から14日ほど経つと、傷口の場所にもよりますが、縫い目が恒久的な傷跡を残してしまう可能性があるのです。 そのままにする期間が長くなればなるほど、その傷口は醜くなってしまいます。 傷跡のリスクを避けるため、もし傷の場所が顔面であれば医師は通常縫合糸を使うのを避けます。