乳糖(ラクトース)を分解するための酵素をラクターゼといいます。 牛乳に含まれている乳糖は2糖類の糖質で、2つの単糖類(ガラクトースとグルコース)から構成されており、乳汁以外には自然界に存在していません。 またラクターゼの分泌が少ないと乳糖は消化されないため、お腹をこわしたりする症状が現れたりします(乳糖不耐症)。
乳糖 何糖類?
にゅう‐とう〔‐タウ〕【乳糖】 哺乳類の乳に含まれている二糖類。 わずかに甘い、無色結晶。 加水分解でぶどう糖とガラクトースになる。
ラクトースの構成糖は?
ラクトース(乳糖) Point! β-ガラクトース(表)の1位の-OHとβ-グルコース(裏)の4位の-OHが縮合してできた二糖をラクトース(乳糖)という。 ラクトースもマルトース・セロビオース同様、グリコシド結合(β-1,4-グリコシド結合)とヘミアセタール構造が存在する。
ラクターゼは何を分解する?
小腸で十分量のラクターゼ(乳糖分解酵素)が産生されてい れば、摂取した乳糖は小腸でその成分であるガラクトースと グルコースに分解されます。 すると、分解されたグルコース が吸収されて「血中グルコース濃度」が上がります。
ガラクトースは何糖?
単糖類: グルコース(ブドウ糖),フルクトース(果糖),ガラクトース など。