水分補給を行いましょう スポーツドリンクや0.1~0.2%の濃度の食塩水(1ℓの水に対して1~2gの食塩を加えたもの)などを自分で飲んでもらい、体内から失われた水分・塩分を補います。 自分でうまく飲めない場合や、嘔吐や吐き気などがあって水分補給に適さない場合は、医療機関を受診しましょう。
熱中症でなぜ嘔吐?
立ちくらみのようなめまい、吐き気からくる嘔吐もあります。 これは体温の上昇に伴い頭に熱をもつことで発生すると考えられます。 また、体温が上がったことによる血管の拡張、脱水症状により起きる血圧低下により熱失神という軽度の意識障害もあります。
熱中症になったらどうしたらいいですか?
まず涼しい場所へ移動して衣服をゆるめて、安静にしてください。 その後、水分補給と塩分の補給をおこないましょう。 その時水を一気に飲まずに、少しずつ飲むようにしましょう。 また、扇風機やうちわなどで風をあてて、体が熱ければ保冷剤、氷、濡れたタオルなどで脇の下や太もものつけねを冷やしてください。
熱中症で頭が痛いときどうしたらいい?
症状が出る前の効率的な冷やし方には「手のひら冷却」を ふらつく、意識が低下する、頭痛や吐き気などの熱中症の症状が出ているときには、すみやかに首や脇の下などの太い血管を冷やして体温を下げることが重要です。 一方、症状が出る前に効率よく体を冷やす方法として注目されているのが「手のひら冷却」です。
熱中症の体勢は?
できるだけ早く風通しのよい日陰や、冷房が効いている室内などに避難させます。 原則として水平にしますが、本人が楽な体位にします。 厚い衣服は脱がせて、体から熱の放散を助けます。 意識があり、吐き気や嘔吐などがなければ、水分補給をさせます。