湿度(しつど)が70%の時は熱中症の警戒レベル、71%からは厳重警戒レベルになります。 温度だけを意識して我慢せず、エアコンを積極的に活用して湿度(しつど)を50~60%にコントロールしていきましょう。
熱中症対策の気温湿度は?
湿度が高いとき 気温が低くても、湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなり、熱中症への危険が高くなります。 例えば、気温が25度以下でも、湿度が80%以上ある時は注意が必要です。
熱中症の温度と湿度の関係は?
すると、熱中症の危険度は、湿度が50%の場合は「警戒レベル」なのに対して、湿度が70%の場合は「厳重警戒レベル」となり(*)、湿度が高いと熱中症の危険度が高まることが分かります。 梅雨の時期は湿度の高い日が多くなりますので、気温だけでなく湿度も確認して、冷房や除湿などで室温を適切に調節することが大切です。
湿度が高いとなぜ熱中症?
からだは体温を調節するために汗を出し、その気化熱によって体温を下げようとします。 しかし、外気温が高く、湿度も高い場合、汗が蒸発せず体温調節ができない状態になり、熱が体内にたまります。 このような状態になると、失神・けいれん・意識障害などの多くの症状を引き起こします。 これらの症状を総称して「熱中症」と呼んでいます。
熱中症のリスク温度は?
日本生気象学会では「日常生活に関する指針」、公益財団法人日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」を下記の通り示しています。 どちらの場合も、暑さ指数(WBGT)が28℃以上(厳重警戒)になると、熱中症リスクが高まります。