レビー小体型認知症では、見えないものが見えたり(幻視)、認知機能が良い時と悪い時の波がある(認知機能の変動)、歩行など動作の障害(パーキンソン症状)、大声での寝言など睡眠中の行動異常(レム睡眠行動障害)など特徴的な症状があらわれます。
レビー小体型認知症の4大症状は?
ほかにも、中核的な症状として「幻視症状」や「レム睡眠期行動異常症」「認知機能の変動」「パーキンソン症状」があります。 そしてこれら4つの症状のうち2つが現れていると、レビー小体型認知症であると判断されます。
Lewy小体型認知症の症状は?
アルツハイマー型認知症では、病初期から記憶障害がみられますが、DLBでは、記憶障害に比べ、構成障害、視覚認知障害、注意障害、遂行機能障害が目立ち、錯綜図課題やTrail Making Test(トレイル メーキング テスト)などをスクリーニング検査に加えます。 また、DLBでは、幻視、錯視といった症状が特徴的です。
レビー小体型認知症の初期症状は?
最初は便秘や嗅覚の異常、レム睡眠行動障害が現れることが多いとされています。 少し遅れて、立ちくらみ(起立性低血圧)や3徴(認知機能の変動、繰り返し出現する幻視、パーキンソン症状)が出てきます。 その後は幻視や錯視の訴えが徐々に増えていき、幻聴や妄想なども目立つようになっていきます。
レビー小体型認知症の中核症状は?
レビー小体型認知症にみられる主な中核症状は、理解力・判断力低下、実行機能障害、失認などがあげられます。 記憶障害は比較的軽い場合も多く、初期段階ではみられないこともあります。 特に失認では視覚の失認がみられることが多いようです。 レビー小体型認知症について詳しく知りたい方は下記の記事も併せてお読みください。