体温は体のなかで起きている化学反応(代謝)の結果として発生する熱(熱産生)と、体外に逃げていく熱(熱放散)のバランスの結果、一定の範囲に調節・維持されているもので、生命の維持に欠かせないものです。 30 авг. 2021 г.
体温はどこから?
恒温動物にあっては、食物を体内で化学分解することにより発生する熱が体温の源となっている。 このように発生した熱によって暖められた血液等の体液が血管などを通じて全身に循環することで生物は熱を持つこととなる。
なぜ体温を測るのか?
体温測定は「体温の変化を経時的に測定・観察することで、病状の経過や生理的機能の変化を知り、異常の早期発見」を目的にしています。 その上で、発熱時の解熱薬や冷罨法施行の治療効果、低体温から体温が回復するまでの状態の確認を行います。
低体温 どこから?
一方で、平熱が36度以下なのが「低体温」です。 平熱の平均が36.89度±0.34度ということから、体温が平均より約1度低い人たちということになります。
体温が上がるのはなぜ?
細菌やウイルスなどが体内に侵入すると、体内では免疫に関与する白血球からサイトカインという物質が分泌され免疫機構が活性化されます。 この中の一部のサイトカインがプロスタグランジンという物質を産生して、これが体温調節中枢を刺激し、体温の設定温度を上昇させます。