さて、日本列島に馬が登場するのは、古墳時代の中ごろ、西暦5世紀のはじめ頃といわれています。 縄文時代や弥生時代の遺跡から馬の骨が出土したという話もあり、もっと古くから日本列島に馬がいた可能性はありますが、今のところ確実ではありません。 有名な中国の書物『魏志倭人伝』も、弥生時代の日本について「馬なし」と記述しています。 15 окт. 2019 г.
日本の馬の歴史は?
わが国に馬が渡来したのは古くても弥生時代末期ではないかといわれている。 4世紀末から5世紀の初頭には乗馬の風習も伝わっていたようだ。 馬の用途は、軍事・輸送・農耕の3つが主だが、当初は軍事(儀礼用を含む)が中心であったようだ。
馬はいつからいたのか?
馬の祖先は5500万年前頃に北米に現れた「エオヒップス」という動物である。 前肢に4本、後肢に3本の指を持つ体高30センチ程の動物で、森林地帯に生息し、木の葉や木の実などを食べていたと推測される。 同時期にヨーロッパに生息した「ヒラコテリウム」も同様の動物だが、こちらは一度絶滅したと考えられている。
馬はどこから来たの?
そこで、東アジアで諸国と渡り合うため、大陸系の馬を朝鮮半島を経て連れて来たのが、日本の馬の始まりといわれています。 飼育や調教を担う職人集団もやって来て、馬の国産化が進められました。 その頃の遺跡から、馬に関する遺物が発見され始め、大規模な馬の生産がスタートしたことを裏付けています。
江戸時代 馬 どこから?
江戸時代、ニシン漁で荷物を運ぶため北海道に渡った東北地方の南部馬が、現地に置き去りにされ、野生化した馬の子孫が北海道の原野で自然繁殖した。 そうした野生の馬の子孫が、北海道和種である――と考えられている。 日本の在来馬のなかでも、最も「野生の記憶」をとどめた馬である。