日本語の起源(にほんごのきげん)では、言語学上の論点のひとつである、日本語(日琉語族)と他の言語(語族)との系統関係(日本語系統論ともいう)について解説する .
日本語 起源 どこ?
日本語の元となる言語を最初に話したのは、約9000年前に中国東北地方の西遼河(せいりょうが)流域に住んでいたキビ・アワ栽培の農耕民だった──ドイツなどの国際研究チームが英科学誌『ネイチャー』に発表した研究論文の内容だ。 歴史作家の島崎晋氏は、「事実であれば、何とも壮大」と指摘する。 一体どういうことか。
日本語の元の言語は?
日本人は国語とも称する。 その系統・起源としては、北方の言語である「ウラル・アルタイ語族」とする説、南方の言語である「マライ・ポリネシア語族」とする説、その両者が重なり合ったとする説、英語、ペルシア語、インドの言語などを起源とする説など多数あるが、いずれも学界全体の合意を得たものはない。
日本語は誰が作ったのか?
「日本語(標準語)」を作ることこそが国(国家という意識)を作ることであるーー近代言語学を初めて日本に導入すると同時に、標準語の制定や仮名遣いの統一などを通じて「近代日本語」の成立にきわめて大きな役割を果たした国語学者・上田万年とその時代を描く。
日本語 起源 いつから?
日本語の成立には諸説ありますが、いま私たちが使っている日本語のもとになった形は、およそ2000年前の弥生時代にはできていたのだろうと考えられています。 日本人の祖先は自分たちの文字を作りませんでした。 すべての知識や文化・歴史を口承によって語り伝えたのです。