日本語の起源(にほんごのきげん)では、言語学上の論点のひとつである、日本語(日琉語族)と他の言語(語族)との系統関係(日本語系統論ともいう)について解説する .
日本語はどこから来たのか?
計量言語学者の安本美典は、アイヌ語や朝鮮基層語と祖先を同一にする「古極東語」を日本語の基層言語と想定したうえで、その後インドネシア系言語、カンボジア系言語、ビルマ系言語、中国語など複数系統の言語が順次、日本列島に流入・混合して日本語が成立したとする「流入混合説」を唱えている。
日本語が作られたのはいつ?
文法の視点で確実に現代日本語につながる上代日本語を使用していると言えるのは、「古事記」や「日本書紀」「万葉集」になってくるので7世紀後半(飛鳥時代。 約1,300年前)となります。 日本語は遅くとも1,300年前から使われており、1,800~1,500年前の時点でも使われていたかもしれない、ということです。
日本語の元の言語は?
日本人は国語とも称する。 その系統・起源としては、北方の言語である「ウラル・アルタイ語族」とする説、南方の言語である「マライ・ポリネシア語族」とする説、その両者が重なり合ったとする説、英語、ペルシア語、インドの言語などを起源とする説など多数あるが、いずれも学界全体の合意を得たものはない。
なぜ韓国語と日本語は似ているのか?
韓国語と日本語が似ている理由の一つは、中国から日本・韓国両方に同じ漢字語が伝わったことです。 日本語と韓国語はどちらも、中国から伝わった漢字語をもとに発音が作られていきました。 必然的に同じような発音になり、似た言葉が韓国語と日本語でそれぞれ出来上がったそうです。 ちなみに現代の韓国では、漢字があまり使われていません。