乳腺炎の原因は、おっぱいの通り道である乳管が詰まってしまうことです。 乳管が詰まると管の中の圧力が上がり、また、周りに炎症が起こるために、症状があらわれます。 初めてのお産の方は乳管が細く未発達なためにおっぱいが詰まりやすく、とくに乳腺炎になりやすいとされています。
乳腺炎の症状は?
引き起こされる症状としては、乳房全体の腫れや赤み、痛み、熱感、しこりなどがあります。 授乳中に痛みをともないますが、授乳をやめるとさらに乳汁がたまって痛みが増すとされています。 乳管や乳頭にできた傷から細菌(連鎖球菌や黄色ブドウ球菌など)が感染して炎症が起こります。 急性うっ滞性乳腺炎が誘因になることもあります。
乳腺炎 ほっておくとどうなる?
乳腺炎を放置すると… 乳腺炎がひどくなると、乳房の中にウミが溜まり、切開が必要になることもあります。 早めに治療を受けるようにしましょう。
乳腺炎の処置は?
うっ滞性乳腺炎から細菌感染を起こして、高熱や乳房の激しい痛みを伴う場合には、早めに病院を受診するようにしましょう。 病院で化膿性乳腺炎と診断された場合、ただちに有効な抗生物質が投与され、解熱鎮痛薬で痛みや炎症を抑えるような治療が行われます。
乳腺炎の発症時期は?
ほとんどの場合、乳腺炎は分娩後の最初の6週間の間に発生しますが、授乳中の他の時期に起こることもあります。 乳腺炎の原因は、母乳の不十分な排出や乳乳うっ滞、炎症に関連しています。 適切に治療されない場合、乳管のつまりやうっ滞した乳房が乳腺炎につながることもあります。