若年性認知症の発症年齢は平均51歳前後、つまり働き盛りの人が発症することも多いのが現実です。 一家の大黒柱を担っていた人が発症し、仕事が続けられずに大きな経済負担を強いられることもあります。 収入の減少、配偶者の勤労と介護の両立、子供の養育費など、家族の関係性が変化すると共に、介護負担が大きくなることが懸念されます。
若年性認知症って何歳から?
18歳から64歳までに発症した認知症性疾患(アルツハイマー型、脳血管型、前頭側頭型、レビー小体型など)を総称して若年性認知症といいます。 20代や30代で発症する場合もありますが、ごく稀な例といって良いでしょう。 40歳までの有病数(推計)は、全国で2,230人です。 平均発症年齢は51歳。
若年性痴呆の初期症状は?
初期では頭痛やめまい、不眠がみられます。 また、不安感や自発性の低下、抑うつ状態にもなります。 本人も気づかないことが多く、仕事でのストレスやうつ病と間違えやすいので注意が必要です。 発症すると自己中心的になったり、前より頑固になったり、他人への配慮がなくなります。
若年性認知症のきっかけは?
厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究推進事業)「若年性認知症の実態と対応の基盤整備に関する研究」(2006年度~2008年度調査)によると、若年性認知症の原因疾患には、血管性認知症(39.8%)、アルツハイマー病(25.4%)、頭部外傷後遺症(7.7%)、前頭側頭葉変性症(3.7%)、アルコール性認知症(3.5% ...
若年性認知症 何歳が多い?
患者さんもパートナーも働き盛りである 若年性認知症の推定発症年齢の平均は51.3歳(±9.8歳)※と、まさに働き盛りが多い年代です。 また、若年性認知症は女性よりも男性に発症が多いので、休職や退職となれば一家の大黒柱の収入が減少することになり、生活が厳しくなってしまうご家族もいらっしゃいます。