眼科で使用される散瞳剤によって効果の持続は異なり5~6時間かかるものから、2~3日間持続する点眼剤があります。 瞳孔が大きく開くことによって、目に入る光の量が増えて眩しい状態が続きます。 同時に、ピントを合わせる毛様体の筋肉も麻痺するので、本や携帯の画面などの小さい文字が見えにくくなってしまいます。
散瞳したらどうなる?
散瞳薬を点眼したのち、15~30分で瞳孔が大きくなります。 光がたくさん目に入りますので、外に出るとまぶしく感じたり、視力も低下します。 また、ピントを合わせづらくなり近くの文字がかすんで見えたりします。 車やバイクの運転や事務仕事、戸外での仕事などやりづらくなります。
瞳孔を開く目薬 どうなる?
病院でさす散瞳剤という目薬は、瞳孔を広げ、目の調節機能を休ませる働きがあります。 瞳が開いていると、いつもよりもたくさんの光が目の中に入ってくるので、白くぼやけたり、かすんだりする症状が出ます。 個人差はありますが、通常、さしてから20分から30分で瞳孔が広がり、4~5時間ほどすれば元の状態にもどります。
散瞳薬の注意点は?
散瞳薬の使用により散瞳している状態のため目の焦点が合わず眩しさを感じたり、平衡感覚がおかしいと感じることがあります。 また、散瞳している状態では、眼の疲労が強くなることがあるため、車の運転や読書などで細かい文字を見たり、細かい作業は避けた方が良いでしょう。
散瞳検査の時間は?
・10分おきに数回点眼して約30分〜1時間後に検査します。 これは薬が効いて充分な効果が出るまでに約30分〜1時間かかるためです。 そのため、検査は予約で時間を指定して行うことも可能です。 ・検査後3〜6時間はまぶしく、ピントが合わせにくい状態が続きます。