上下の血圧の差が大きければ危険 動脈硬化が進むと血管の壁が硬く厚くなり、血管の弾力性や伸縮性が落ちてしまいます。 心臓が大きな力で全身に血液を送り出しても、血管がうまく広がらないので上の血圧(収縮期血圧)は上がり、血管が縮まないことで下の血圧(拡張期血圧)は下がってしまうのです。
上の血圧が高いのはなぜ?
心臓が収縮したときに動脈にかかる圧が収縮期血圧ですが、短い時間で血液が送られるため、動脈にかかる圧力が高くなり、上の血圧が高くなるのです。
拡張期血圧が高いのはなぜ?
拡張期血圧が高くなるのは、心臓から遠い細い血管(末梢血管)が動脈硬化により硬くなっていくために起きてきます。 拡張期血圧のみが高い場合は、末梢血管の動脈硬化はあるが、太い血管の弾力性は保たれている事が考えられます。 肥満、運動不足、喫煙者などの方や、若年者の二次性高血圧が原因と予想されます。
血圧が高い時はどうしたらいいんですか?
詳しくご説明します。1減塩 塩分を過剰に摂取することは血圧上昇の要因として大きいので、減塩が食事療法の基本になります。 ... 2カロリー制限をする 適切なエネルギー量を摂取するようにして、適正体重を維持します。 ... 3ミネラルを摂取する ... 4アルコールを控える ... 5ストレスに気を付ける ... 6十分な睡眠をとる ... 7喫煙を控える ... 8カルシウム拮抗薬
高血圧の弊害は?
血管を流れる血液の圧力が高くなると、つねに血管に刺激がかかって、動脈(酸素を届ける血管)が傷みやすくなるのが、大きな問題です。 それと同時に、血液を高い圧力で送り出しているのは心臓だから、心臓が多くのエネルギーを必要とし、疲れやすくなります。 つまり、高血圧は、血管や心臓に障害をもたらします。