体温には、環境温度の影響を受けない「核心温度」と体表近くの「外層温度」がある。 ヒトではこのうち、直腸温が真の体温に最も近い。
深部体温 どこで測る?
正確な体温を知るには深部体温の測定が必要ですが、体の内部なので簡単には測ることはできません。 そこで、体温を測ることができる場所として、通常はわき、口中、耳、直腸などで測定が行われます。 わきの温度と直腸の温度には差があり、直腸の温度のほうが高く表示されます。
体温の測定値が最も高い部位はどれか?
問題1 次のうち体温の測定値が最も高くなるのはどれか。 一般的に体温の測定値は直腸温が腋窩温より約1℃,口腔温は腋窩温より約0.5℃高い。 鼓膜温は,耳孔形などによって誤差が生じやすいため,測定 値は一定しない。 腋窩温は左右で約0.2∼0.3℃の差があるため,測定はつねに同一側で行うことが推奨される。
全身に動脈血を送り出すのはどれか?
全身に動脈血を送り出すのは左心室で、収縮によって大動脈へと動脈血を送り全身へと供給する。 心臓の主となるポンプは左心室の心筋がつくり出す血液を送る力によって成立する。
核心温度 どこ?
脳、肝臓、腎臓、消化器などの臓器は常に働いているため、代謝が盛んであり、熱の産生量も多くなります。 これらの部位で測定される体温を深部(核心)温度といいます。 実際に体内臓器の温度を常時測定するのは不可能ですが、最も核心温度に近い直腸の温度は37℃を超えます。