食道がんの中でも90%を占める扁平上皮癌の原因は、飲酒と喫煙です。 飲酒と喫煙の両方があるとさらにリスクは高まります。 タバコにはいくつもの発がん性物質があり、これらが扁平上皮をガン化させます。 また、飲酒によって体内に生じるアセトアルデヒドも発がん性物質です。
食道癌の原因は何ですか?
原因 食道がんの主な要因は、喫煙と飲酒です。 特に日本人に多い扁平上皮がんは、喫煙と飲酒との強い関連があります。 飲酒により体内に生じるアセトアルデヒドは発がん性の物質であり、アセトアルデヒドの分解に関わる酵素の活性が生まれつき弱い人は、食道がんの発生する危険性が高まることが報告されています。
食道癌になるとどういう症状になる?
がんが進行するにつれて、飲食時の胸の違和感、飲食物がつかえる感じ、体重減少、胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状が出ます。 胸や背中の痛み、咳、声のかすれなどの症状は、肺や心臓、のどなどの病気でもみられますが、肺や心臓やのどの検査だけでなく、食道も検査することが大切です。
食道癌 何歳に多い?
わが国における食道がんの現況として、日本食道学会の全国調査(2008年)によると、性別では男女比が約6:1と男性に多く、年齢は60代、70代に好発し、全体の年代の約69%を占めています。
食道がん どんな痛み?
胸痛・背部痛 がんが食道の壁を貫いて外に出て、周りの肺や背骨、大動脈を圧迫するようになると、胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。 これらの症状は、肺や心臓などの病気でもみられますが、肺や心臓の検査だけでなく、食道も検査してもらうよう医師に相談してください。